誰もが知っている、サッカー選手本田圭佑。彼は、一流のサッカー選手でありながら、サッカークラブのオーナーとしても活躍している。現在イタリアでプレイしている本田選手は、普段は英語で会話をしていて、英語はペラペラなのだ。さぞかし、英語力が高くて、難しい英語を使っているのかと思いきや、実は彼の英語には特徴がある。

この記事では、本田選手の英語の特徴、さらには彼の生い立ちや性格についても紹介していく。サッカーをしている人もそうでない人も、本田選手の志を是非参考にしてほしい。

ACミラン(イタリア)に在籍

本田圭佑選手は、大阪府出身で1986年6月13日生まれの現役サッカー選手だ。幼い頃からサッカーは得意であり、ガンバ大阪ジュニアユースの一員として活躍していた。しかし、Jリーグで活躍することになる選手が多数在籍しており、ガンバ大阪ユースへの昇格はできなかった。

星稜高校へ進学

その後、松井秀喜を輩出したスポーツ強豪校である石川県の星稜高校へ進学した。高校3年生のときキャプテンとして出場した全国高等学校サッカー選手権では、県内初のベスト4に進出した。初戦では、岡崎慎司選手率いる滝川第二高校と対戦し、勝利をおさめた。

現在はACミラン(イタリア)でプレイ

名古屋グランパス、VVVフェンロ(オランダ)、CSKAモスクワ(ロシア)を経て、2014年1月3日からACミラン(イタリア)に加入した。ACミランとはイタリアの超名門サッカーチーム。サッカーファンなら誰もが知っているほどのチームで、世界で活躍する大スターが多く在籍している。最近の選手はシェフチェンコ、イブラヒモビッチ、ジラルディーノ、ロナウジーニョ、ルイ・コスタなど、世界各国のスターが集まっている。

失敗を恐れない

英語が苦手な人・英語に自信がは無い人は、口ごもってしまったり、声が小さくなってしまう。声が聞こえにくいと、相手(外国人)は聞き返す。そして、自分の英語が通じなかったと思いまた、声が小さくなっていく・・・このような悪循環が起こり、より英語に対して苦手意識を持ってしまう。

日本人は、英語のテストで高得点は取れても、実際に英会話をすることが出来ないと言われてる。理由の一つは、失敗することを恥ずかしいと思っているからだ。しかし、成功には失敗がつきものであり、失敗を恐れてしまっては何もできない。

本田選手は、記者の方からインタビューをされているとき、恥ずかしがらずに声を張って英語を話している。堂々とした態度でインタビューに臨んでおり、選手として人間として大きく見える。

実は字幕を見ると、インタビュアーに聞かれたことに対して、完璧に英語で受け答えをしているという訳ではない。ある程度意味をくみ取って答えている。さらに、英語自体も決して上手いとは言えず、難しい文法を多用しているというわけでもない。

本田選手は、基本的な英語力を持っていることはもちろんだ。しかし、テストで高得点を取る英語力では無く、即実践できる英語力を持っているのだ。

話す英語の特徴

まず、本田選手の会話の特徴として、短めの文章を繋いで長文にするという手法がある。さらに、この会見で使われている文章は、中学校・高校で勉強するレベルの英語力である。しかし、本田選手の英語は、流暢でペラペラ話しているように見える。まさに、ここに本田選手の英語力があるのだ。

会見の中で「自分はサムライではない」といった、ジョークをいれている。このジョークは日本の文化をしっかりと取り入れているため、海外メディアにも分かりやすいジョークだ。さらに、表情豊かに話すことにより、話している英語から感情が伝わってくる。

恐らくスポーツ選手の応対に特化した英語を勉強しているではないだろうか。スポーツ選手の中には、普通の英会話教室ではなく、インタビューに答えるための英会話・態度・姿勢などを学んでいる人もいる。

現地で生活を送る

本田選手は、日本のガンバ大阪からオランダのVVVフェンロにうつったときも、すぐに現地で生活することを選んでいる。日本語から離れ、24時間英語の環境にいることで、自然に英語が身につくのだ。

日々英語を聞くことで、英語の聞き取り能力(ヒアリング)が上がる。国や地域によって、英語の訛りもあるため、現地で生活を送ることは大変重要となる。

見習うべき本田圭佑の人間性

本田選手の見習うべきは英語力だけではなく、人間性も素晴らしい。彼の人間性は、サッカー選手としてだけではなく、人間として高い志を持っている。

有言実行タイプ

度々、ビッグマウスと勘違いされることもあったが、本田選手は有言実行するために、努力を怠らない。練習も真っ直ぐ真剣に取り組み、その姿を見て次第に回りの人もついてきてくれる。

監督やチームメイトに意見することもあるが、それはチームを向上させるための意見であり、敵対心や輪を乱している訳ではない。監督・チームメイトに意見を言うだけではなく、相手からの意見もしっかり聞くことで、信頼関係が生まれているのだ。

目標に向かって自分を追い込む

本田選手は、順風満帆なサッカー人生のように思えるが、ガンバ大阪ジュニアユースからガンバ大阪ユースへの昇格が出来なかった。ここで、挫折を経験する。しかし、彼はプロのサッカー選手になるという夢を叶えるため、高校サッカーで活躍することを決め、挫折をしても這い上がってきた。

オリンピックやワールドカップのサッカーの試合に出ている本田選手だけではなく、目標に向かって頑張ることは誰にとっても大切なことだ。大会・入試・受験・就職活動など、人生では挫折する場面、それでも挑戦しなければいけない場面に出会う。目標を立てて努力をするという志は、スポーツだけではなく社会に出ても非常に役に立つことなのだ。