私自身が記憶、速読について、長い間自分を実験にして、こうやったら覚えやすい、こうやったら早く読むことができるということについてご紹介します。

また、同じ内容の動画もございますので文章を読むのが煩わしい場合は、是非動画をご覧ください。

脳にしっかりと定着させる

記憶力と簡単に言うものの、私たち人間は忘れないでおこうと思ったことを忘れてしまうこともありますし、覚えようとしたことを100%覚えるということは不可能に近いかもしれません。
しかし、これを100%に近づけるには、脳にしっかりと定着させるということが必要です。
そこで映像化して覚えるということをおすすめします。

記憶というのは年齢と共に衰えていくものではありますが、考えていることや言葉よりも、直接目で見たものやイメージしたもののほうがよく覚えているということにはお気づきでしょうか?
この性質を利用して、イメージで映像化することで脳に定着させることを利用します。

映像で覚えると記憶が長く保持される

小学校や幼児から習慣化することが大事

小学校や幼児のうちからこの覚え方を実践することで、記憶力は大幅にアップします。
特に、子どもの間はどのように覚えたらいいのか、ということがまだ理解できていません。

子どもの頃から、どのようにものを覚えるのかを体感させてあげることで子どもたちは覚える喜びや楽しみを知ることができますし、記憶しやすくなります。

例えば私のように大人になった人が、今からこの能力を身につけようと思ってもとても大変です。
それは、子どもの頃からの習慣が原因で、トイレの電気を消さないことや、朝の挨拶をしないなどと同じように、子どもの頃から当たり前にしてこなかったことは大人になっても当然ながらできないのです。

子どもの間に習慣化させるということが、如何に大事であるということを理解していただければと思います。

どのように映像化して暗記するの?

さて、物事を映像化して覚えると言われてもどのように映像化したらいいのかがわからないかと思います。
実際に、歴史の暗記を例にして、映像化して覚えるテクニックを伝授致します。

歴史暗記

歴史の暗記は苦手な子もいれば得意な子もいます。
世界史と日本史があり、苦手な子どもは前後関係や場所などが頭のなかでぐちゃぐちゃになってしまい混乱している場合がほとんどです。
そこで、頭の中を整理しながら、物事をグループ化した上で映像化していくことをおすすめしています。

前後関係でグループ化する

例えば、1945年にポツダム宣言が受諾されましたが、そのことについて覚えるとします。
ポツダム宣言の前後と言えばマッカーサーです。また、その時の天皇陛下は誰なのかなど、前後の事柄をグループ化してまとめてしまうことで、ついでに他の事柄も覚えてしまうことができるので一石二鳥です。

グループ化したものを映像化する

次に記憶したい事柄について、前後関係ができたら、登場人物の顔、教科書の文字、代表的な写真などを使って目で見ることで映像として焼き付けます。

さらにこの事柄について、自分自身の頭の中で整理するために、そのグループを「引き出しにしまう」ということをハッキリと映像としてイメージします。
グループされた覚えたいと意識したことを頭の中に用意したタンスに入れていくのです。
そして、記憶を想起する際に、どこの引き出しに入れたのか、まずは思い出します。そして、その引き出しに入れた映像を思い出そうとすると、本当に不思議な体験をすることができるので、一度、お試しください。

まとめ

今回ご紹介させて頂いたように、頭の中の引き出しに整理していくと、時間が経過するにつれて引き出しがどんどん増えてきます。
引き出しをたくさん持てば持つほど、罪にならないカンニングができるというわけです。
是非あなたも、罪にならないカンニングを実践するように子どもさんに促してみてはいかがでしょうか?