放課後等デイサービスの施設選びを失敗しないためにするべきこととは?

放課後等デイサービスの施設選びは、進学先の学校を選ぶ事と同じように大事なことです。
保護者にとっても子供にとっても重要となるため、施設選びは慎重に行う必要があります。

一度施設が決まり子供が施設に通いだしてから違う施設に変更することは、保護者にもお子さんにも負担がかかります。
そうならないように事前にできることをご紹介致します。

積極的に利用相談をしよう

施設を選ぶ上でどこに相談すればいいのか、分からないという保護者もいるのではないでしょうか?同じような障害児の保護者の口コミで、施設を選び決めることができれば良いのですが、周りに相談できる人が居ない場合もあります。

基本的に市区町村の公的機関に、放課後等デイサービスについて相談できる場所があります。
例えば、市区町村の福祉担当窓口などありますが、市区町村によって異なります。
わからない場合は、一度市区町村の役所に聞いてみるといいかもしれません。
中には、障害児相談支援事業所で相談できることもあります。

ご自身の目で必ず施設見学をしよう

放課後デイサービスについて、利用相談だけでは実際にわからない部分も多くあります。
百聞は一件に如かずというように、ご自身の目で確かめにいくことが最も大事です。
その際、お子さんも一緒にいくと施設の雰囲気に溶け込むことができるか、施設の指導員も的確なアドバイスを出しやすくなります。

言葉や感情をうまく表現することが出来ない子供でも、施設を見学しているときの表情や行動、家に帰ったときの雰囲気などで、保護者側が感じ取れることもあります。
一つの施設だけではなく、可能な限り様々な施設を見学することをオススメします。

放課後等デイサービスの手続き方法は?

放課後等デイサービスは、小学生~高校生の障害児が利用することができます。
利用条件について詳しくは前回の記事で書きましたが、障害があるからといってすぐに利用できるわけではなく、利用するに当たり所定の申請書を提出する必要があります。

書き方がわからない場合は利用相談をした際の担当者に質問すると教えてもらえることがほとんどです。
入所には審査が必要で、申請書を提出してから審査が始まります。
申請書の審査に通れば、放課後等デイサービスの利用許可書が交付されます。
この利用許可書が交付されることにより、実際に放課後等デイサービスの利用がスタートできる状態になります。

この利用許可証は、地域によっては通所受給者証など様々な呼ばれ方がありますが、意味は同じです。
保護者の所得によって、施設の利用料金や負担割合も異なりますので、どのくらい費用がかかるのか調べておきましょう。

まとめ

放課後等デイサービスは障害児やその保護者にとってはとても便利な公的サービスとなります。
そのため、審査や申請も一定の基準や手順を踏まなければいけません。
さらに、一度入所した施設から他の施設に移るということをしないで済むように、事前のリサーチがとても重要です。

施設の利用相談をする際、その担当者に紹介してもらった施設に入るのもいいとは思いますが、せっかく入所するからにはお子さんにぴったりな施設を選ぶに越したことはありません。
お子さんと保護者どちらも施設を見学して雰囲気や方針を知ると、施設を選択する際の重要な判断材料となります。
時間や手間はかかってしまうかもしれませんが、お子さんのためにも、事前にしっかりとリサーチするようにしましょう。