京大芸人としてお馴染みの、ロザン・宇治原史規。彼は、お笑い芸人ロザンのツッコミとして活躍しており、京都大学在学中から、高学歴芸人として有名になった。世の中には勉強しなくても頭が良い天才タイプもいれば、一生懸命努力をする秀才タイプがいる。
宇治原は秀才タイプであり、独自の勉強法を編み出したことで、大学の客員教授として教鞭をふるっているほどだ。そんな彼の勉強法について詳しく紹介していくので、高校受験を控えているあなた、センターが終わり二次試験に向けて勉強しているあなた、受験生をもつ保護者の方には、是非参考にして欲しい。
目次
京大卒業後に芸人へ
正確に言うと、京都大学在学中に吉本興業に入り、お笑い芸人になっている。
そして、京都大学を卒業したという肩書をもち、高学歴芸人・京大芸人としてブレイクしている。
お笑い芸人ロザンのツッコミ担当
本名は、宇治原史規(以下敬称略)で1976年4月20日生まれの吉本興業に所属しているお笑い芸人であり、ロザンというお笑いコンビのツッコミを担当している。
彼をお笑い芸人ではなく、頭の良いタレントと勘違いしている人も多いかもしれないが、列記としたお笑い芸人である。
ロザンというお笑いコンビには、ボケ担当の相方菅広文(以下敬称略)がいて、彼も高学歴(大阪府立大学中退)である。
高学歴お笑い芸人・京大芸人の先駆けともいえる。
数々のクイズ番組で好成績や優勝をおさめている。
Mensa(メンサ)とは
人口上位2%の知能指数(IQ)を持った人間が集められており、特別なテストを受けて合格しなければ入会できない。
京都大学に合格するまで
高校時代からの友人であり、中の良かった宇治原と菅は、お笑い芸人になることを高校3年生で決意した。
高学歴の方が芸人として個性になるのではないかと思い、菅は宇治原に京都大学を受験することを進めた。
宇治原は、高校時代から学年トップクラスの成績であり、全国模試でも2位になったことがあり、見事合格。
当時のセンター試験では、800点満点中719点という高得点を取った。
しかし、センター試験の大得意としていた数学で、解けない問題が出てしまう。
ここで彼は試験途中にも関わらず、パニックになり失神してしまったのだ。
その後、保健室で冷静に考え直し、相方の菅からも大丈夫と励まされ、その後試験を続行した。
この経験のおかげで、京都大学の二次試験で解けない問題が出てしまっても、センターの経験をいかし、パニックにならずに落ち着いて解くことができた。
ちなみに、この時心の支えになった相方の菅は、結局不合格で浪人してしまうという、オチまでしっかりついている。
小さい頃から勉強は面白いものだと教育された
勉強と聞くと、面白い印象はほとんど無い。
しかし、彼の家では勉強が面白いものだと教育されていた。
無理矢理勉強させられていたという印象はなく、自発的に勉強へ向かう姿勢ができていたのだ。
宇治原の父親は、大企業の幹部ということもあり、教養や知識のある人間で、母親も勉強や教育には熱心だった。
よく家では、母親と一緒に「先生ごっこ」していたの。
それは、宇治原が先生役・母親が生徒役となり、学校で習ったことを教えていたそうだ。
当然、母親にとっては、知っていることがほとんどだったはずだ。
しかしそこで母親が質問を投げかけたり、知らないフリをしたりすることで、より宇治原自身も勉強をすること・教えることの面白さに気付いた。
さらに、自分で勉強したこと(インプット)をだれかに教えること(アウトプット)は、記憶の定着に効果的である。
さらに、自分の持っている知識を見直すきっかけとなる。
勉強や行動の計画を立てる
受験勉強まで、あと○日と計画を立てる人は多いはずだ。
しかし、宇治原は勉強スケジュールのほかに生活や行動についてもスケジュールをしっかり立てていた。
一日のスケジュールと年間のスケジュールを立てることで、より自己管理能力が養われる。
起床時間・朝ごはん・テレビの時間・学習時間なども細かく区切り、その通りに行動していた。
小さなスケジュールをこなし、年間の大きなスケジュールをこなしていく、積み重ねの作業をコツコツしていたのだ。
教科書には線を引かない
高校時代、相方の菅に教科書を貸したとき、教科書にほとんど線がひかれていなくて、驚いたそうだ。
なぜ、宇治原は教科書に線を引かないのか?それは、教科書に書いてあることは全部重要だからだ。
そもそも覚えなくてはいけない大事なことしか書いていない。
線を引くとすれば、全ての文章に線を引かなければならなくなってしまう。
歴史はドラマだと思う
日本史や世界史を勉強するとき、ひたすら暗記を繰り返すという方法をとっている人もいる。
しかし、丸暗記をしようとしても中々覚えられない。
そんな時は、歴史を一つのストーリーと捉え、ドラマだと思えばいい。
例えば、漫画や映画の登場人物は、自然に覚えてしまうものだ。
歴史の中では、様々な恋愛ドラマ・殺人事件・ミステリーが起こっているのだ。
英語学習は文章で覚える
英語を学習するとき、単語を繰り返し書いて暗記する人がいる。
しかし、単語を一つ一つ覚えることは、効率が悪い。
英語では、必ず例文というものが出てくる。
英語の例文そのものを暗記することで、自然と単語も覚えることができる。
さらに、英文の意味を一語一句丸暗記するのではなく、例文全体の意味を覚えることができていれば、単語の意味もなんとなく分かってくる。
こういう大体・なんとなくを繰り替えすと、本番のテストで分からない単語が出てきても、諦めずにニュアンスで答えることができる。
軽い運動をしながら学習を行う
体を使って学習することで、脳が活性化される。
脳の活性化は、学習に効果的である。
宇治原も独特の方法で、軽い運動と勉強を組み合わせて行った。
体で覚える
歴史をストーリーにしてみても、英語の例文を覚えても、どうしてもそのまま暗記が必要な問題もある。
そんなとき、宇治原は歩き回りながら学習を行った。
歩き回り体を刺激して、脳を活性化させる。
脳が活性化することで、学習には非常に有利になる。
アメトークでも特集
アメトークでは、勉強大好き芸人として特集が組まれた。
宇治原は、高校時代勉強はトップクラスだったが、所属していたバスケ部での部活動も一生懸命だった。
そこで、バスケのシュートフォームにリズムをつけて、古文を学習していた。
例えば、ラ行変格活用は、「あり」「おり」「はべり」「いまそかり」の4語である。
その4語を、シュートフォームにのせて暗記したそうだ。
かなり特殊な学習方法だが、このような応用方法もアリである。
自分で問題を作る
自分の母親に対して、先生として勉強を教えるという学習方法を紹介したが、自分で独自に問題を作っていた。
自分で問題を作るということは、事前に問題について詳しく調べる必要がある。
さらに、頭の中にある多くの知識を、深く細かく正しく整理しなければいけない。
自分に合った姿勢を作る
勉強に対する姿勢は非常に必要である。
「今でしょ!」でお馴染みの林修先生も、子どもの勉強で悩む保護者に対してまずは姿勢を正すことを勧めた。
学校でも、姿勢を悪く勉強していると、先生に注意されてしまう。
宇治原の姿勢は、机、体、背もたれの間に拳1個分あける、ノートと顔の間に30cmものさしを起き30cmの間隔を保ったまま勉強という徹底していた。
身長や体形によって、自分にあった姿勢は変わってくるため、それを見つけるためにも勉強する習慣を身に着けることは大切なのである。
自分自身で勉強ができない場合は塾やオンライン家庭教師を利用しよう
宇治原のような努力家で天才肌の人は自分自身で勉強法を見つけることができる。
しかし、全ての人が同じように自分で勉強法を見つけることができるわけではない。ではどうすればいいのかという風に思うだろう。
やはり、塾やオンライン家庭教師などを利用するのがベストである。
塾が遠くて通えないという人も多いだろう。そんな時にはオンライン家庭教師がおすすめである。
ハローティーチャーというサイトでオンライン家庭教師について解説されているので是非参考にして欲しい。
インターネットが発達し、家にいながらでもリアルさながらの授業を受けることができる。また、長期入院など外出できない時などでも使えるというのは利点である。